こんにちは、Yuriです。
アメリカの公立小学校にはユニークなプログラムを導入している学校があります。
アメリカに日本語と英語の双方向イマージョンプログラムは少ないので
学校の話になるとよく双方向イマージョンプログラムについて質問されます。
私のブログを見て下さっている方の中にも
似たような疑問を持っている人がいてるかもしれなーっとふと思いました。
というわけで、今回はよく質問で聞かれることをQ&A形式でご紹介します。
※専門的なことはカウンセラー、学校などお問い合わせください。
あくまで保護者目線からの自分の主観、経験をもとに回答しています。
双方向イマージョンプログラムについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をぜひみてくださいね。
双方向イマージョンプログラムの学校に通えば本当にバイリンガルになる?
この質問はよく聞かれることが多いです。
バイリンガルを目指して入学することを決めるのでお気持ちすごくわかります。
私も入学前は希望とともに少し疑問に感じていました。
もちろん家庭環境や子供の自身によるので、子供ひとりひとり違うことを前提で私の考えをお話しします。
私の主観では、日本語も英語もネイティブ並みに出来ているお子さんは
学校プラス何かをしている印象が強いです。
例えば…
- 補習校に通う(土曜日学校)
- 塾に通う
- くもんに通う
- 家庭教師をつける
- 定期的に日本へ里帰りする
もちろん、バイリンガルになるために親も子もそして先生も努力をするのですが
語学を学習する上で子供が遊ぶお友達の人種、本人が勉強を好きかや家庭環境にもすごく関わってきます。
特に、本人の意見よりも先に親の意思で入学を決めてしまうと入学後に伸び悩んでしまう印象があります。
漢字など本人の努力でしか上達しないですね。
しかし、入学時にはほとんど日本語を話さなかった子どもが
日本人のお友達の影響で日本のゲームにはまり
ゲームを強くなりたいという強い心が日本語を学ぶきっかけになるなど
本当に’子供にとってお友達の影響はすごく大きいです。
その点では、双方向イマージョンプログラムが導入されている学校は、普段よりアメリカと日本の文化に触れる機会が多く両方のお友達もできる環境ですね。
ちなみに私も長男の英語と日本語の成績の伸び悩みを心配して
担任の先生に相談したことがあるのですが
高校生のなる頃にバイリンガルになることが多いので
心配しなくてもよいとのことでした。
学校に通うことだけではバイリンガルになることは難しいですが
バイリンガルになる可能性は確実に高くなります。
学校に入学した後に授業についていけなかったらどうしよう。大丈夫かな?
双方向イマージョンプログラムを導入している学校では
日本の学校のような先生が前に立ってクラスの生徒全員がおなじ内容の授業はしていません。
ですので、ほとんどの場合は授業についていけなくなることを心配しなくても大丈夫です。
クラス全員で受ける授業もありますが
英語・国語・算数などの州の学力テストに関わってくる教科は
成績別のグループに分かれてそれぞれの学力にあった勉強をしています。
基本的にバックグラウンドが違う生徒が多いからか
周りの子供達と成績を比較することはあまりしない感じです。
少し成績のどこを中心にみているかをお話しすると
アメリカの公立の小学校では各州で決められている学力テストを年3回行います。
テストでは、点数、自分の子どもの成績のパーセンタイルなどが分かります。
このテストの結果から子供が問題なく授業についていけているかどうかを総合的に判断しています。
また、双方向イマージョンプログラムで学ぶ外国語についても定期的にテストがあります。
学校ではどんな日本の文化に触れることができる?
まずは子ども達が大好きな学校主催の日本の文化イベント。
イベントでは、日本の本の販売、日本の昔ながらのおもちゃ、茶道などが体験できます。
学校によっては、ランチでも日本食を提供している学校もあります。
日本のランチがオーダーできるとは双方向イマージョンプラグラムならではですね。
双方向イマージョンプログラムの学校では、クラブ活動でも日本の文化を体験できます。
習字は授業でも習いますが、クラブ活動にもありなかなか体験する機会はないので子ども達も嬉しそうです。
その他、日本文化クラブなど、日本の文化を体験できるクラブ活動もあります。
双方向イマージョンプログラムを導入している学校の図書館には、絵本・小説・歴史の本・漫画など日本語の本もたくさんあります。
また、クラスルームの先生がご自身の本をが教室に置いていることも多く
生徒が本を自由読めるように配慮してくれています。
気軽に日本の本を読む機会がえることは海外に住んでいると本当にありがたいですね。
最後に
この質問の回答は私自身が体験したことを基準に話していますが
学校に対する意見は人それぞれあると思います。
子どもが幼い頃は子どもの将来にたくさんの希望をもっていると思います。
小学生になってくると習い事や、補習校など子どもの日常が忙しくなると共に
バイリンガル教育の悩む方も多くなります。
親も子どもにとっても無理のない環境でバイリンガルへの道を築けるといいですね。
心より応援しています。